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調子にのって言いたい放題すると・・・by麻生太郎 1

2012/02/11 05:55

 

~2012年2月4日佐藤正久新春の集いより聞き取りし記します。注意を重ねて書き込みしますが多少の間違いがあるやもしれません。その際は私の不手際ですので私に注意をお願いします。~

麻生太郎です。
今日はどうする日本言いたい放題ということですが

調子にのって言いたい放題するとエライとんでもないことになるわけです。


こういった口車に乗らないことというのは総理大臣になると覚えるのですが日本という国に対して将来いろんな問題等々がよく言われておるのですが…
ここにおられる方は佐藤先生の支援を長くしている方なので防衛とか国防とかそれなりの知識がある顔ばかりかと思うと

そうでもないかもしれないんですけれど

そういったことが頭にあるという前提である程度話を進めていこうと思ってるんですけれども
今日本が駄目になったとかなんとかみんな分かった様な知識人と称される…もしくは進歩的文化人とかと称される様なかなりの方々が色々言われるんですが…

今何が問題なのか?
この国内的に…

何が問題なのかといえばきわめて明確なんだと思っています。
これが全ての根幹になっているんです。
簡単にいえば

資産のデフレーションを起こしたことによって起きている不況。

それに集約されると私は思っています。

1980年。今から31年…2年前ですが…その時と今とを比べていただくと分かると思うんですが、一番分かりやすいのは1989年12月の29日東京証券取引所の株式の終値は3万8915円だったんですよ。
今いくら?
ただの8千500…600…
皆さん方の持っていた株という資産が一株あたり3万円もダウンしちゃったんだよ。
3万円ですよ。
簡単にいえば4.何分の1皆さん方の金がどっかに消えた。
皆さん方はそれだけ貧しくなった。

じゃあ不動産はどうか?
1990年91年とまだ上がってたんだよ。
下がったのは92年から株…土地は一度に暴落した。
どの位下がったか?
言えば…6大市街地の平均価格は実に87%~85%下がったんだよ。
経営者もおられると思うんでお分かりだと思いますが…
元は一坪100万円だった土地が今は15万円…13万円に下がったということですよ。
85万円じゃないですよ(笑)
15万円になった。
…となるとどうなるか??

会社はその土地を担保に金融機関から金を借りる。
坪100万円だったら70万円は借してもらえたんだ。
7がけ70万円…
その7がけになる元が15万円だったらいくら?
早い話が10万円になったと仮定して。
70万円が7万円になったとなる。
差額が出ます。担保で足りないでしょう?
極端な話…債務が超過したってことでしょうが…
これ細かいこと言いますが基本中の基本ですから…

このお金が無くなったらどうなる?



…お断りしておきますがデフレーションによる不況というのは我々は、やったことがありません。

少なくとも大東亜戦争敗戦後の1945年以降はやったことが無いんです。
我々はインフレーションによる不況しかやったことがありません。
デフレの不況は初めてだ。
そこでよく分かってない人達は
「地理死(?聞き取れず。)なんだからっていうように無理矢理売りあげてこの不況を回復せないかん」
…と思った愚かな人がいっぱいおられます。
代表的な方が中内さんていうダイエーの社長です。
この方売上伸ばしたんですよ。でも、担保がないから資金ぐりがつかない。銀行は金を借してくれないから結果的にダイエーはどうなるか?
残りませんでしょう。
決して超過するつもりは全くなかったんだから…

しかし、デフレーションという実態を把握していなかったんですからこの人は失敗したんだ。
逆に全く借金の無かったトヨタはまるまる無借金経営のおかげで
『世界のトヨタ』にのしあがった。
両極端の方が分かりやすいかと思って(この例を)用意しましたけれども…少なくともデフレーションによって何が起きたかと言えば
会社は極端なことをいえば債務が超過しちゃった。

そこで、売って利益を増やす=利益の最大化…経営者用語では利益の最大化って言うんですが…
それによって借金を返す=債務の最小化⇒を図った方が会社としては安定する。
…ということに気が付いた経営者もおられた。
そういった方々は利益は全て借金の返済に充てた。
どれぐらい回ったか1990年初頭、日本の会社は300万社あったんですけども全社含めて50兆円金融機関から金を借りてもらえていた。
その金を一斉に返し始めたのが94年5年6年その50兆返されちゃった。

結果、何が起こったかといえば銀行には金が大量に帰ってきた。

銀行はどうなります?
銀行は何するっていったら基本的に金借しですからね。
…はっきりしてくる。
あの人たちは金を借して商売してるんだから…金を借りてくれる人がいなくなる…返す人ばっかりになったら金融機関は成り立たないんですよ。

当たり前の話だよ。

それが96年7年…
ものすごくはっきりしてきた。
結果、北海道の拓殖銀行に始まって日本中の信用金庫…etc…バタバタ潰れたろ?
潰れるハズのないものが潰れたじゃないか。
そしてついに、1998年位になってくると借りてくれる金より返してくる金の方が多くなった。どのくらい余ったかというと50兆円借りてたところが返済超過30兆プラスマイナス80兆差が出たんだ。
結果として銀行は採算が合わなくなった。
その時に政府がやったことは何か?



その30兆、
政府が借りたんですよ。
政府が借りてくれなかったら銀行は全部倒産全部無くなっちゃう所だったんだから…

政府が返ってきた返済超過分を全部国が発行する借金…『国債』という名の借金を借用書に書いて借りた。
銀行は全部借用書を買ったんだ。
国際的に言うとあんなのは国の借金ですよ。
正確に言うと政府の借用書です。

日銀券というのがもらえますが
アレは「日本銀行が皆さんに対して一万円借りてますよ。」という借用書だからね。
あの…間違えて(理解してい)る人がいっぱいいるけれどもね


…従って97、8年頃から返済の方が多くなってきてやっと企業が債務超過を解消したのが2004年…5年位だ。

これで多くの企業は債務超過の状況から脱するのにほとんどの企業が並行したのがこの2004年…5年位だ。


ここが一番大事なトコだよ。

今は企業が債務超過の所はほとんどありませんからね。

企業としては『これから設備投資がこれまでサボっていた(…というよりも)出来なかった…やりたくてもやれなかった設備投資にお金を回そう』という様になったのが2005年…6年なんですよ。

だが、この時に問題になってきたのが
サブプライムローン
よく訳の分からん金融工学…金融工学なんて字を見ても良く分からんのですが…
金融工学と彼らが言うから

世の中の難しい名のつくものは私はだいたい怪しいと思うのですが…。
(一同笑)
金融工学なんていうのは銀行と比較したら全然比べものにならない。
いつかのボンクラが法学部になったみたいなもんだと思ってくれていいです。

僕は全然信用していなかったんでこの『サブプライムローン』というものにあまり詳しい訳ではありませんが
少なくともこの問題で

アメリカはこの『サブプライムローン』を世界中に売って、しかもいい証券に悪い証券をパッケージにして売った。
これにスタンダード&プアーズ社とかの格付け会社があろうことかAを3つつけた。AAA(トリプルAと読みます)超(と格付けした)
それが破綻した。
一番デカイのはリーマンブラザースというかなり強欲な会社でしたけれども。
これが倒産しました。
2008年9月末。
これを境に世界中今の騒ぎになったんです。
忘れないで下さい。元の元は何だったんでしょう?

元の元はといえば我々はアメリカ発のいわゆる『サブプライムローン』なる怪しげな商品に引っかかった。

スタンダード&プアーズは僕にはプアーズスタンダードだと思っているんですが…(一同笑)
ムーディーズとかスタンダード&プアーズの様な格付け会社にのせられて多くのヨーロッパの銀行がこれに引っ掛かった。

今のヨーロッパに始まったユーロの危機の全ての元の元はここにあります。

日本はどうしたかといえば引っ掛かった銀行はあんまり…というか少ないんです。
何故かと言いますと簡単なことだと僕は思うんです。
僕はG8の時も
「なんで日本はそんなに引っ掛からなかったんだ??」って聞かれたんです。
僕は「多分日本の頭取が英語が下手だったからだ」って言ったんだよ
(一同爆笑)
「しっかりと説明聞いててよく分からない
分からない上に怪しいなぁーと思って疑っていたから買い付けなかった」
結果として日本は大事に至らなかったんだよ先進国の中では…
そこで2008年の初頭、日本はG8の代表だったので
あの時はアメリカブッシュ大統領だったんですが
私の携帯に電話があって
「おい、今から緊急G8やるから来い」
って言われたんで
「G8では意味が無いから辞めた方がいい」って言ったんだよ。
「今世界はどんな状況になっているかといえばアジアの力が分かっていない。日本、中国韓国。この3つ足した国の国民総生産…いわゆるGDPがドイツフランス、イギリスの足したGDPより大きいの知ってるか?」と聴くと
「ノー」と言うから
「イエ~ス」と答えた

暫く沈黙があって「それならどうしたらいい?」っていうから
(私は)「サミットやるんだったら中国、韓国。そしてアジアならインド。それから資源やら何やらが問題になるからオーストラリア。最低でもこの4つは加えるべきだ」って言ったんだ。
そして金融のサミットを開こうって言ったんだけど
なんやら訳の分からないのまで混ざってG20ってことになったんだけど(中略)
その時に日本は国債金融機関…すなわちIMFという金融機関にうちは10兆円ローン。
ローンですよ?
つまり…金を借してやった。
それでこの金でストロスカーンが前回97年の時にはIMF韓国インドネシア、タイ…こういった国に対して直接明らかな貸し渋りをやって
結果としてアジアの新興国家はエライ目にあったんだから
貴方(IMF)のお陰でさ…
従って…「俺たち(日本)がアンタ(IMF)に10兆円借してやるんだからこの金は新興国に優先的に借してやるんだよ。それが条件だ。」

だからといっても今はヨーロッパの方が大変なことになっているわけですから、そちらの方に金は使われているわけですが…いずれにしてもその借りていたIMFがヨーロッパの国々に対して
「おい、お前んとこの銀行は大丈夫か?資本は大丈夫なんだろうな?」と言って
「2012年の9月には資本の自己資本比率を7%とか9%にしろよ」
と言ったんだ。結果としてどうなったか?ヨーロッパの銀行は増資をする必要に迫られた。その増資に応じてくれる企業というのはみんな弱体化していますので(応じられ)無い。
そうそうと増資に応じられるのはヨーロッパの政府が政府資金を導入しなければならない。
そうでないと自己資本比率を上げることは出来ない。
当然、これは税金になりますから、
そうすると各国から
「なんであんな働かないイタリア人やらギリシャ人のために俺たちが働いた税金を使わなきゃいけないんだ」という声が出てくる。

したがって政府は税金の投入が出来ない。

国会が通らないから。そうすると銀行はどうするか?
…言うとこれまでアジアの国々に貸していた金…そういった金を剥がす。
かつて95年6年7年に渡って日本の銀行が企業にしたように貸し剥がしをするんだよ。

ヨーロッパの銀行がアジアの国々に対して貸し剥がしを始めた。
今年の9月までに完了しないとエライことになるからね…

 

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